京極夏彦 講談社ノベルス塗仏の宴
昭和二十八年春。 小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎された。
伊豆山中の集落が住人ごとに忽然と消え失せたのだからという。 調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。 「世の中には不思議でないものなどないのです」
男が現出させたこの世ならざる怪異。 関口は異空間へと誘われるのか?
六つの妖怪の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかとなる。
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