京極夏彦 講談社文庫塗仏の宴
「俺個人がねえだと?」。 胡乱な健康法を伝授する「長寿延命講」のからくりを暴き、嘯く“心霊少年”藍童子の言に刑事・木場の心は乱れた。 折から富豪・羽田隆三の依頼に応じて伊豆下田に赴いた織作茜の前に再びあの男が現れていう。 「しりたいですか」。 それは新しい道ならぬ黄泉路へと茜をさしまねく声だった。
なんと、殺されたのはあの織作茜だったのだ気道会、長寿延命講……。 次々とあらわれるこの胡乱な集団はいったい何なのか。 そして徐福伝説に入れあげる大富豪・羽田隆三。15年の歳月を経て、支度は整った
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