京極夏彦 角川文庫巷説百物語

京極夏彦「怪」―『巷説百物語』のすべて

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京極夏彦「怪」―『巷説百物語』のすべて
【発売:2000年8月】

本書は、小股潜りの又市ら小悪党一味が江戸の世に暗躍する京極夏彦の時代小説『巷説百物語』シリーズの副読本。モチーフとなっている江戸時代の絵師竹原春泉描く『絵本百物語』の成立の背景や、『巷説百物語』と『続巷説百物語』に登場する「小豆洗い」や「舞首」といった妖怪たちの解説、あるいは登場人物の複雑な相関関係が図解で示されるなど、物語をより楽しむための情報が満載されている。

その目玉は、『巷説百物語』の映像化作品で、京極自身が手がけた「七人みさき」の脚本が完全収録されている点。『巷説百物語』シリーズは、2000年に「京極夏彦 怪」としてドラマ化され、放映後、第1話「七人みさき」は劇場でも公開されている。映像化にあたっては原作と異なるオリジナルの脚本が書き下ろされ、京極の言葉を借りれば「原作の設定を生かしつつも、まったく違うリフレッシュした又市が誕生した」という。「飛縁魔」「船幽霊」「死神」の、「七人みさき」3部作が収録されている『続巷説百物語』との異同を楽しむのもおもしろい。

また、企画の山田誠二が撮影日記で開陳しているドラマ制作の苦労話や裏話も興味深い。京極の世界が映像化されていく様をとらえた臨場感あふれる記録となっているからだ。CGを使用せず、あえて昔ながらの手法にこだわったというエピソードからは、時代劇の復興を目指す役者やスタッフたちの意気込みが伝わってくる。

目次

第1部 『巷説百物語』の世界
『巷説百物語』とは
『巷説百物語』登場人物紹介
登場人物相関図
絵本百物語の成立と背景 ほか

第2部 「七人みさき」
七人みさき
撮影所日記
隠神だぬき
赤面ゑびす ほか

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京極夏彦のプロフィール

小説家、意匠家。
1963年北海道生まれ。
1994年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で鮮烈な小説家デビュー。
『魍魎の匣』で第四十九回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第二十五回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第十六回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第百三十回直木賞を受賞

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