京極夏彦 角川文庫巷説百物語

後巷説百物語

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後巷説百物語
【発売:2003年12月】

妖怪誑かしの小悪党、又市とその一味が活躍するシリーズ第3弾。

明治10年。巡査の矢作剣之進はある酒の席で珍奇な伝説を巡り、友人らと言い争いになる。収拾が着かなくなった剣之進らは、奇妙な隠居老人山岡百介の元を訪れた。
百介は昔体験したという不思議な話を語り始める。

恨みつらみに妬みに嫉みー。
かくも人間は、闇を抱え続けて生きねばならぬのか。
その深き業をやるせなく描く、圧巻のあやかし絵巻。
いずれ行き着くは同じ場所。
丁度、これが、百話目で御座います。

あの大きな事件から数十年後。
時代は江戸から明治へ。

矢作剣之進:不思議な物に心惹かれる正義漢、東京警視庁一等巡査。
倉田正馬:元徳川重臣の次男坊で洋行帰り、新しいもの好きの合理主義者。
渋谷惣兵衛:剣術使いで町道場主という豪傑、顔に似合わず理が勝つ男。
笹村与次郎:元北林藩江戸詰藩士、控えめで温厚な皆のまとめ役。
一白翁:九十九庵に住む八十幾つの隠居老人、無類の不思議な話好み。
小夜:一白翁の身の回りの世話をする遠縁の娘。

初回限定!新聞錦絵掲載

目次

赤えいの魚
天火
手負蛇
山男
五位の光
風の神

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京極夏彦のプロフィール

小説家、意匠家。
1963年北海道生まれ。
1994年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で鮮烈な小説家デビュー。
『魍魎の匣』で第四十九回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第二十五回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第十六回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第百三十回直木賞を受賞

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