京極夏彦さんの執筆された作品を紹介しています。
由良由良由良。頭から離れない。
あの青白い顔が。あの硝子玉の目玉の鳥の死骸の群れが―。
伯爵家での事件を解明できぬまま、警察を辞めた伊庭銀四郎。再び疼きだした心の傷を癒すため、伊庭は京極堂に赴く。
一方、「鳥の城」では関口が花嫁・薫子を護っていた。だが、僅かな時間、薫子は一人になった―。