京極夏彦さんの執筆された作品を紹介しています。
「真逆(まさか)ゲームが続いていた訳じゃないだろうなーー」。
中禅寺は電話口でそう云ったという。 戸惑う記者・鳥口。眩暈坂(めまいざか)を次々に上ってくる男たちの口から複雑怪奇な出来事が語られ、古本屋の座敷で収斂していく。
揆を一にして伊豆では「成仙道」と「みちの教え修身会」が鹿砦(バリケード)を挟んで対峙。 村中は鳴動した。