京極夏彦さんの執筆された作品を紹介しています。
「妾は人を殺したことがあるんでございますよ」
湘南の保養地、逗子で遊民・伊佐間は朱美と名のる女と出会う。
彼女は幻想小説界の大御所・宇多川崇の妻。
しかも奇怪なことにこれまでに何回も夫を手にかけたという。
あまりに妖しい告白を聞かされた元精神科医の降旗と牧師・白丘は激しく惑乱して。