話題沸騰の京極夏彦、読者渇望の第3長編!
「いさま屋」が耳にはさんだ不思議な出来事を調べるため、悩める前衛私小説作家関口は逗子を彷徨う。
惑乱の末、解決を求めて尋ねた京極堂の主は彼に何を教える?
夫を四度殺した女、朱美。
極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。
神を信じ得ぬ牧師、白丘。
夢と現実の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。
海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。
遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?
著者会心のシリーズ第三弾。