日本固有の恐怖や神秘の世界に深く魅せられ、それを創作の糧として、新たなる「伝奇と怪異」の文学を生み出そうとする作家たちの動向=「ホラー・ジャパネスク」。
この動きを体現する旬な作家たちを結集した座談本。
目次
江戸怪談とホラー小説原体験を語る(宮部みゆき)
都市崩壊の怪奇幻想譚を夢想して(津原泰水)
脳内岡山界でホラー小説を書く(岩井志麻子)
虚構の中に真実の「怪」を紡ぐ(福沢徹三)
オカルトを巡って、言霊に導かれて(加門七海)
幽霊小説と日本「怪」文化を語る(京極夏彦)
ホラー・ジャパネスクの時代(東雅夫)