京極夏彦さんの執筆された作品を紹介しています。
宴の支度は整いました――。 京極堂、挑発される。
「知りたいですか」 郷土史家を名乗る男は囁く。
「知りたいです」 答えた男女は己を失い、昏(くら)き界(さかい)へと連れ去られた。
非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。 敗戦後、簇出(そうしゅつ)した東洋風の胡乱(うろん)な集団6つ。
15年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。
シリーズ第6弾。