京極夏彦さんの執筆された作品を紹介しています。
人みな心中に妖しきものを飼う
京極堂を待ちながら「妖怪」はいずこより来るのか……。
人の心は闇にあらねども、揺るぎないはずの世界が乱れたとき、その裂け目から恠(あや)しきものが湧き出し、取り憑く。
他人の視線を畏れる者、煙に常軌を逸した執着をもつ火消し、「海」を忌む小説家……。
日常に潜む恐怖を描く10の短篇から成る「京極堂サイドストーリーズ」。