京極夏彦さんの執筆された作品を紹介しています。
「私は、嘘吐きなのです」
かつての銀幕の美女・美波絹子(みなみきぬこ)こと柚木陽子(ゆずきようこ)は謎めいた言葉を口にした。
蒸発した加菜子が大財閥・柴田家の遺産相続者だったという事実の他に、彼女は何か隠している……。
一方、魍魎(もうりょう)を封じ込めるという霊能者・御筥(おんばこ)様の奇怪な祈と文士・久保竣公(くぼしゅんこう)の嗜癖が新たな惨劇を生んだ!